「ねぇ、ルファ君」
ミアがいつものように明るい笑顔でルファクに話しかけた。
「……どうかしたのか?」
「平行世界って知ってる?」
どうやらミアが今読んでいる本に登場する設定らしい。
「……つまりは、似たようで違う、ここではないどこかの世界……という事か……」
ミアの話は他の人間以上にしっかりと聞くルファクは、
自分なりにミアの話を受け止めようとしていた。
「それでね、わたし思うんだ。
平行世界のどこかには、女の子のルファ君もいるのかなって!
ルファちゃんだよ、ルファちゃん!」
無邪気な様子で話すミア。
そう言われてもルファクにはピンと来ないのだが、
ミアが楽しそうなのでルファクはそれで良いと思った。
「……そうかもしれないな。
もしかすると、男のミアもいるかもしれない」
その発想はなかったとばかりに、ミアは目を輝かせて食いついてきた。
「男の子のわたしかぁ〜どんな子だろうね?」
「……女でも男でも……きっと俺には大切な存在だ。
それは間違いない……」
ルファクはそう言った後、急に恥ずかしくなったのか目を背けた。
「そうだね、そんな気がする♪」
※
というワケでルファ君、お誕生日おめでとう!
女の子ルファクは金髪ツンデレじゃないかな!
まぁ、男だとツンデレ扱いですが、女性にするとクーデレとか、
残念な美人扱いかもしれない。
それはそれとしてw
ルファ君に誕生日プレゼントをあげるならやはり武器でしょうか。
いわくつきの武器とか喜ぶのかもしれません。
でも根は真面目なので恋愛小説とかあげて、感想を聞き出したい気持ちがあります。
リアルタイムなら30代半ばですが、ルファ君はなんだかんだであまり見た目変わってないのかな。
おめでとう、幸せでいてね。