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あくまで非公式です

ラグナロクオンラインのクエスト「Strong Stars Story」関連の非公式SSサイトです。はじめての方は「はじめに」をご覧ください。 ©Gravity Co., Ltd. & LeeMyoungJin(studio DTDS) All rights reserved. ©GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved

このブログが出来る前の話

自分語りの雑談ですので無理にお読みいただく必要はありません。

このブログを作る1年ほど前にRAG-FESへ遊びに行きまして。
(その時の事はこちらでも書いてましたが)

このRAG-FESの数ヶ月前、シナリオ統括をしていたソシャゲがサービス終了していました。
サービス開始から4ヶ月ぐらいでしたかね…
まだ大丈夫だろうという要素はあったのですが、バッサリと…

そちらの案件ではtwitter運用も担当していてユーザー様にはそこそこ応援していただけてました。
キャラの設定投下したり、誕生日にはキャラ口調で質問に答えたり(通常業務はもちろん同時進行)。
仕事の合間に投稿していたので、お休みの日は「中の人に何かあったのでは?」と心配されたりしました。

それでもある日、突然終了を言い渡されました。

自分を、作品を応援してくれる人達がいるのに、何もできない。
せめてもの抵抗で、既に作業のなくなった社内イラストレーターさんに描き下ろしイラストをお願いして、
シチュエーション説明と共にイラストを投下。

ユーザー様は喜んでくれましたが、まさかそれが最後だなんて思わないワケです。

それからtwitterが動かなくなり、イベントがなくなり、ユーザー様もざわついた末にサービス終了。

裏切ったような気分でした。
ユーザー様の中には「このゲームが支えだったのにどうすればいい?」なんて人もいました。

俺だって続けたかったよ、続くと思ってたよ。
でも、自分一人では続けられないんです、自分の私物ではないですから…

誰にも見せてないけど後日談は書いた。
というか見せてないシナリオ結構あったり…



その1つ前のソシャゲは半年ぐらいで終了でした。
こちらではシナリオというか企画業務全般をやってました。
終了後も度々名前があがるぐらい、好きな人は好きでいてくれたみたいです。

「このゲームに生きる希望を貰っていたのに、終わったらもう生きていけない」
と言われたりもしました。

本当に申し訳ない…
だけど、スタッフもみんな、続けたかったんだよ…大好きな我が子だったから…



こういう経験をして、また新しいタイトルで頑張ってた頃にも、
れーりんさんやファイさんのようにS.S.S.の応援をしてくださっている方の事は知っていました、
とてもありがたく思っていました。

ある日なんとなくpixivを見ていたら、
「まさに今日、RAG-FESでスピカさんの同人誌が出る」事を知りました。
Jawさんの本です。

急いでRAG-FES直行ですよ。
アルナアイリとルファクの本まで並んでるじゃないですか。
本当に…感謝しかなかった。

その頃、S.S.S.実装から5年ぐらい経ってました。
時間が経ってるのに、こういう活動してくれるのかと。

「最近(当時)S.S.S.にハマった」との事でした。

旬の過ぎたクエストなんて、もう見向きもされないものだと思っていました。
めっちゃ嬉しかったです。
ありがとうございました。



サービス終了というのは十字架を背負う事だと思ってます。
「楽しんでくれた時間は現実」だとしても、
期待を裏切ってしまった、時間を、お金をかけてくれたのに手元に残らないものにしてしまう。

それが売れた、長く続いたゲームなら何かしら形に残せたかもしれない。
でも、半年で終わってしまうようなタイトルにはそんなものありません。

何より、愛しい我が子達との別れです。
終わったら会えなくなっちゃうんです。

終わってしまったタイトル2本を愛してくれていた方々にはたぶん恩返しの手段がない。

だけどS.S.S.は、ROはまだ続いているし、二次創作は認められている。

やろう、二次創作を。
あくまで非公式に……!



という事で出来たのがこのブログでした。

その後も色んな「終了」に立ち会いました。
しっかりとエンディングを描かせてくれた作品もありましたし、
そのIPでは過去最高のシナリオだと褒められて嬉しかったです。

でも、やっぱり何も恩返し出来なかった子もいます。
ひたすらに、悔しいです。

仕事の状況やプライベートの関係でSide:Shadowはだいぶ滞っていましたし、
書き始めから6年経ってるのにまだ未完です。
本当に申し訳ない限りです。

だけど、自分でS.S.S.にもう一度向き合って、
しっかり自分の手で終わらせたい。
初期構想にはあったけど書けなかった部分や、
自分自身人生経験を積んできた上で「今になって思う、本当にやりたかった結末」を目指したい。

どれだけかかるかはわかりません。
人生、何があるとも限らないので完結はお約束出来ません。
でも、なるべく頑張ります。
出来ればそれを見守ってくれたら嬉しいです。
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コメント

1. 毎度ありがとうございます

同人イベント「ラグフェス40」合わせでどんなS.S.S.本を作ろうかなーと考えたとき、最初はミアさんのエロ本を作ろうと思っていたので、星七号先生が私の同人誌の話をするたび、「危なかった! 命拾いをしたー!!!!」と背筋がヒヤヒヤするのです。

S.S.S.実装当時は最後の報酬が確定したらやろうと思い、S.S.S.が完結してからは「どうやらイベントを5周しないとアイテムがもらえないらしい」と聞いてスルーしていましたが、ルティエのおもちゃ工場に行く途中にいつも可愛いNPCが立っていて、そういえばS.S.Sプレイしてないからやっておくか……みたいな感じで、実装からかなり時間が経ってからのプレイでした、懐かしいですね。

感染症が流行りだして、ラグフェスが中止になったりする情勢の中、オンライン即売会で星七号先生のS.S.S.本が買えて「非公式S.S.S.本、嬉しいー! 自分もまた本作ろう」と現在に至ります。

基本的に同人即売会がないと私は漫画を描かないので、最近はオンライン即売会があって捗ります。
「S.S.S.本は星七号先生が買ってくれる」と皮算用しながら作ってますので、これからもお付き合いいただけたら僥倖です。

Re:毎度ありがとうございます

コメントありがとうございます!

>ミアさんの
たしかに、それだと「打ち切られ漫画家〜」になってた可能性がありますかね…(汗)

でも描きたいなら(公式のガイドラインの範囲であれば)なんでも描いていただいてOKだと思います。
自分が読んで宇宙猫になる場合もあるかもしれませんが、別に宇宙猫にしとけば良いんじゃないですかね。
描きたくて描いたモノで他人がどう感じるかは二の次じゃないですか。
同人活動ってそういうものだと思うので。

S.S.S.のマーケ担当にS(仮)という男がいましたが、彼は欲望に忠実でした。
アルナのポリンについて熱心に語られた件もそうですが、公式イベントの場で性癖の話とかします?w
ちなみにS.S.S.における自分の性癖要素は触手じゃないです。
色々散りばめられてますw

>非公式S.S.S.本
お手に取っていただきありがとうございます。
内容にガッカリされていないかと心配もしていましたが、作ってよかったと思います。

>皮算用
皮算用だなんてとんでもない、アテにしといてください。
自作品の同人を読めないショックといったらもう(気付いた時には公開終了になってるイラストとか凹みますね)

今後ともよろしくお願いいたします!

2. エンドレスワルツ

 ネットゲームって、良くも悪くも、最初から終わりがないんですよね…。
 私がROに手を出すまでに時間がかかったのは、その点が一番大きかった。
 作品に感情移入しやすいのがわかっていたので、いつ終わるかもわからないものに手を出すのは怖かった。
 ただ、今は、色々な事情・色々な人の色々な思いの延長上にその『終わり』があるのだと解ってきたので、いずれ来る『終わり』も、昔よりかは穏やかに迎えられそうな気がします。

Re:エンドレスワルツ

コメントありがとうございます!
エンドレスワルツ…「俺は、もう誰も殺さない。殺さなくてすむ」
というルファ君が頭に浮かびますがそれはそれとしてw

>良くも悪くも、最初から終わりがない
終わらないところが長所であり、短所でもありますよね。
続けようと思えばどこまでも遊べる、世界が広がっていくというのは素敵な事ですが、
それは長い時間を費やす事ですし、明確な終わりによって得られる達成感は得にくく、
他のやりたい事に手を付けにくくなる面もありますし。
早く終わったらそれはそれで辛く、悲しいものがあります。

>いずれ来る『終わり』も、昔よりかは穏やかに迎えられそうな気がします
これも一つの散りゆくもの…でしょうか。
その日は自分としてもとても悲しいものとなるでしょうが、
なるべく少しでも多く、思い出を残していただけたらと思います。
人はいつか死にますし、永遠と言えるものなどないのでしょう。
いつか終わりが来た後に、穏やかに思い返せる事が携わった者としては理想です。

Side:Shadowはちゃんと自分で終わらせないといけませんね。

プロフィール

HN:
星七号
職業:
ゲーム作ったり話書いたりする人