『もしも明日、世界が終わるなら』
アルナはそんな事が書かれた本を読み、1人で考えていた。
もしも明日、世界が終わるならわたしは何をするのだろう。
……………………
じっと考えてはみるが、答えは浮かばない。
今までお世話になった人にお礼を言ったり、
大好きな食べ物を思う存分食べたり……
色んな選択肢はあるのだが、
残された時間が限られているのなら、何をすべきなのだろう。
「アルナ、何読んでるの?」
後ろからアイリが声をかけてきた。
「もしも明日、世界が終わるなら……?
う~ん……あたしなら……」
アイリは腕を組み、
いかにも「考えてます」というような姿を見せた後で、
こう言った。
「……考える」
やっぱりアイリでもすぐに答えは
出て来ないのだとアルナは思ったが、
どうやらそうではないらしい。
「もし、そんな状況になったなら、
アルナといっしょにいっぱい考えるよ。
どうすれば世界が終わらずに済むのか、ってね」
笑顔でアイリはそう言った。
「ほら、あたし達、天才姉妹なんて言われてるんだから
2人で考えたら、何か良いアイディアが浮かぶかもしれないでしょ?
だから、ダイジョーブ♪」
アイリの笑顔はとても頼もしいものだとアルナは感じていた。
この無敵な笑顔がいっしょなら、
少しは世界の風向きも変えられるかもしれない。
そう考えたら、アルナもなんだかおかしくなって
釣られて笑顔になっていた。
(星七号の戯言)
ハッピーバースデー、なっちゃん、りっちゃん。
Side:Shadowで付けたニックネームが地味に気に入ってますw
ちなみに今年のお祝いどうするかは心底悩みました。
スマブラに参戦させる→ルファクでやったし、魔法使い系キャラは難しい
歌を作る→サビクでやったし、連続もなぁ…
ねんどろいど→着ぐるみだから去年とあまり差がつかない
そんなこんなで、彼女らの日常の1ページを書く事にしたワケです。