……そして、バレンタイン当日。
冒険者はスピカに呼び出され、アルベルタを訪れていた。
しかし、どこを見てもスピカの姿は見当たらない。
どこに行けば良いのか……と冒険者が考えていると、何者かに目を塞がれてしまった。
「……だーれだっ?」
その声は間違いなく、スピカのものだった。
振り替えると、そこには「えへへ」と少し照れたスピカの姿があった。
「今日は、来てくれてありがとう。
……あのね、……今日が何の日か、知ってるかな……?」
スピカは視線を合わせようとせず、どこか恥ずかしそうに話し続けた。
「……そう、バレンタインデー……
だから……チョコ、作ってみたんだ」
スピカは自分でそう言った後、激しく焦り始めた。
「ち、ちがっ……!
別に、深い意味はなくて……っ!
ただ、いつもお世話になってる、アナタにはあげたいなって思ったからで……!」
スピカの顔は、サビクの髪の毛のように赤くなっていた。
「ちゃんと美味しく出来るまで、頑張って作ったんだよ……?
だから……迷惑じゃなかったら、もらって……くれるかな……?」
まさか俺がこんなものを書くとは思ってもみなかったでござる。
(オマケ)
……バレンタイン当日。
ルファクは何者かに呼び出され、イズルードを訪れていた。
しかし、呼び出した者が何者かわからず、とりあえずデイブレイクへ行ってみるか……とルファクが考えていると、何者かに目を塞がれてしまった。
「……だーれだっ?」
ルファクは慌てて相手を振り払い、ホルスターからデストラクトシューターを引き抜き、構えた。
銃口の先には「いやぁん♪」と少し照れたイルの姿があった。
「今日が何の日か、知ってるかしら?」
イルは視線を合わせようとせず、どこか恥ずかしそうに話し続けた。
「あぁ、知っている……貴様の命日だ」
「もう、照れ屋さん♪」
その後、イルはルファクにたっぷりお仕置きされましたとさ。
ハッピーバレンタイン……
(オマケ2、しれっと追加)
何やら今日はバランタリンだけじゃないそうで。
偶然にも先日こんなドット絵作ってたんですよね。
ふんどしの日。
裸はやっぱり無理があったかなぁ。
サビクさんって体にも傷がいっぱいありそう。
1. 爆発してもいい(キリッ)
爆発四散しても良い気分になれますねフヘヘヘヘ(*´Д`*)
いやいやいやチョコを味わうまで斃れはせぬぞ!
しかも「だーれだっ?」って目を塞いでくるとかああもうこの子は(ry
失礼、暴走が過ぎました…(いつものことですが)
イルさんはお仕置きされても幸せそうな表情が目に浮かぶのは何故でしょう?
イケメンと絡めて良かったね、イルさん(;´ω`)
Re:爆発してもいい(キリッ)
>爆発四散しても良い気分に
たぶん死ぬほど痛いのでやめておきましょうw
>「だーれだっ?」
ちなみに、スピカにその技を授けたのはアイリかもしれません。
なんにせよ、スピカもきっとウキウキしながら来て、これをやるために隠れてたりしたのではないかと。
>イルさんはお仕置きされても幸せそう
「イケメンなら大歓迎!」
と本人は言っていますw