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兄は悩む(非公式アルナアイリSS)

あれから何年の時が過ぎただろう。
ジェメリー夫妻には実子が産まれたが、アルナとアイリは今でも彼らのもとで実の娘同然に育てられている。

「お兄ちゃん、知ってる?最近、アルナがラブレターを貰ったんだよ!」

アイリは昔と変わらない、無邪気な笑みを浮かべながら、俺にそう言った。

「なん……だと……?」

確かにアルナやアイリも段々と大人に近付いている。
そろそろ浮いた話のいくつかがあってもおかしくはない。

……だが、何故だろう。
俺の心は妙に落ち着かない。

アルナはどう考えているのだろう。
相手はどんな人物なのだろう。
まさか、アルナを悲しませるような男なのではないか。
様々な想いが俺の中を駆け巡った。

「お兄ちゃん、気になるの~?」

アイリはニヤニヤと俺の方を見ている。

「……馬鹿を言うな。そんな事で俺が動じるハズがないだろう」

俺は冷静を装った。
だが、実際はアイリの言う話が気になって仕方がなかった。


それから2日後、俺は思いきってアルナに事実を聞きに行った。

「アルナ……最近、手紙を貰ったというのは本当か?」
「……アイリちゃんに聞いたの?もう、お喋りなんだから……」

そう言いながらアルナは机の引き出しから1通の手紙を取りだし、俺に差し出した。

「読んでもいいよ」

アルナはそう言うものの、俺はなかなか手紙を開けずにいた。
この手紙の中身を想像しては、自らの中に生まれる複雑な感情と戦い続けた。
しかし、何時間もこのままの姿でいるワケにはいかない。
俺は思いきって手紙を開いた。

~~~~~~~~~~
アルナおねえちゃんへ
いつもすてきなえほんをありがとう。
ぼくもいつかアルナおねえちゃんに
おかえしができるようにがんばります。
おねえちゃん、だいすきだよ!
~~~~~~~~~~

俺はすぐに状況を察した。
そういえばアルナが生まれつき足が悪く、満足に友達とも遊べない男の子に自作の絵本を作ってプレゼントした、という話は聞いた事がある。
……相手は5歳にもならない男の子だ。
確かに「だいすきだよ」とは言っているが、これは……ラブレターと呼ぶべきなのだろうか。

呆気に取られている俺の心情など知る由もなく、アルナは少し恥ずかしそうに
「わたしが書いた絵本で喜んでもらえるなんて、嬉しいな」
と喜んでいた。

俺は、煮え切らない複雑な感情をすべて飲み込み、
「……良かったな、アルナ」
と微笑みかけた。

こんな光景を見ながら、誰かが密かに笑っているのに俺は気が付いた……間違いなく、アイリだろう。
……だがこんな俺を、アイリと一緒にミアも笑っている……そんな気がしてならなかった。



(後書き)
これも去年のアルナアイリの誕生日(10月13日)に書いたものです。
ちょうどこの時、仕事の方で煮詰まっていて、気分転換に書き始めたのですが、逆にこちらはスラスラと書けましたw
まぁルファク目線のシスコン話で双子よりルファクの出番が多いんですけどw

このSSも時間がリアルタイム進行していたら、な5年後ぐらいの時間軸ですね。
5年後だとアルナアイリ、17歳です。
当時のスピカと同じぐらいですね。

今回はアイリが仕掛人なのでこんな展開ですが、アイリが手紙をもらったんだとしても、ルファクはモヤモヤした事でしょう。
本当にルファ君はS.S.S.一番の万能キャラだな!と日々思いますw
いざ妹たちが彼氏とか連れてきたらどうなる事やらw

アルナとアイリは難産でしたね。
自分自身、あまり女性キャラクターを考えたり動かしたりするのが得意じゃないのと、それが小学生ぐらいの少女という事もありまして。
最初の設定ではアイリじゃなくグライドという小生意気な男の子との双子でしたし。

だからと言って、愛情を注いでいないという事は全くなく、むしろ双子姉妹には「あぁでもない」「こうでもない」としっかり悩まされた分、余計に可愛い娘たちなんですよw

先にお姉ちゃんのアルナについて。

大人しい良い子なため、彼女を起点に話を広げにくいという難点がありますが、個人的には結構好きなタイプですw
(ただし、好みと書きやすさは違うんですw)
キノコが嫌いなアルナとキノコ狩りにいくイベントでもあれば普段と違う一面でも見れたのでしょうかw

作中日の目は見ていませんが、アルナは一度読んだ本の内容を暗記できるというチートスキルを持っています。
応用能力も高いため、敵の動きを見極めたり真似たり、そんな事も成長次第では可能になりそうですね。

将来的には自分を表現出来る仕事をしたい、と絵本作家あたりになるのでは、と自分の脳内で思っていた事から今回の話に繋がっています。


アイリについて。

姉のアルナは気弱で内気なタイプなので、それをグイグイ引っ張っていく事で話を盛り上げるキャラクターです。
まさにワガママお嬢様で、親の愛情もあってやりたい放題。
引っ張っていくアイリと引っ張られていくアルナの図式がこの双子の肝でした。

「聡明なる双葉」というわりにあまり賢そうに見えないアイリ(酷い)ですが、自分の中では「頭の回転が早く、機転を活かした意外なやり方で活路を見出だす」という賢さの持ち主です。
逃げ回っているように見せて策を仕掛けるような抜け目ない子。

成長した後はどこかの街でお医者さん…特に小児科あたりの先生になってて欲しいなぁと勝手に思ってます。
子供の心は良くわかるし、かつての自分たちが心のどこかで助けを求めていたように、世界には助けが必要な人たちがたくさんいる事も学んだ。
だから自分に出来る事をやろう、という流れで。
待合室にはアルナが書いた絵本が沢山並んでる…と、これが一番やりたい事なんですけどw
一緒にいなくても繋がっている、そういう関係って良いじゃないですか。

アルナアイリの誕生花は「ネリネ」。
ヒガンバナ科ですが、なかなか可愛らしい花で、花言葉は「箱入り娘」「幸せな思い出」など。
彼女らにはたくさん幸せな思い出を作ってほしいですね。

アルナアイリの元ネタはアルナイル(Alnair Alnをアルナに、airをアイリに分け与えた形)なんですが、
基本的に左側にいるのがアイリな事が多いからか名前の順番で悩まれる事もあるみたいなんですよね。
個人的には文字で並べるときは前述の理由から「アルナ」「アイリ」にしていただけると嬉しいですねw
ちなみに a L na と ai R i だから本人たち目線だと基本的に左側にいて、髪を左で結んでるのがアルナ、右側にいて、髪を右で結んでるのがアイリだったり。

↓この並びもどっちを先にするか悩みましたw

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ゲーム作ったり話書いたりする人