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あくまで非公式です

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運命の福引券

とある昼下がり……スピカは港街の店で買い物をしていた。
会計を済ませたスピカに、店員はおつりと数枚の紙を手渡した。
なんだろう?とスピカが不思議そうな顔を浮かべると店員は笑顔で説明を始めた。

「この街を盛り上げるために
 今、買い物してくれたお客さんには福引券をあげてるんですよ。
 広場でくじが引けるんで、よかったら引いてってくださいね!」





せっかく福引券を貰ったのだし、無駄にするのも勿体ない。
そう思い、広場までやってきたスピカは福引の景品が
思っていたより豪華な事に驚いていた。

特賞は高級リゾート地にペアで7泊8日ご招待らしい。
その他にも高級食材や、ジェメリーパークのペア招待券、
名のある鍛冶屋による武器なども並んでいた。
下位賞にある手作りらしき小さな猫のマスコットが可愛かったので、
スピカはこれが当たったら嬉しいかな?と思いながら、軽い気持ちでくじを引くと……

「でっ、出ました!? 特賞! 大当たりでぇーす……ッ!!」

スピカは驚きを隠せなかった。
そして、その周囲にいる街の人々は拍手でスピカを祝福。
突然の祝福に、スピカはどうして良いかわからず、照れたような笑みを浮かべていた。

「これはトルシュさんからのご提供で、
 トルシュさん家で持ってる豪華な宿泊施設に無料で泊まれちゃうんですよ!
 1日3食、豪華な食事付きだそうです!」

スピカは予想もしなかった、出来なかった結果に、
ただ、ただ、驚きながら話を聞いていた。

「プライベートビーチもあるみたいですよ!」
「プ、プライベートビーチ……!?」

「えぇ!
 どうか羽を伸ばしてめいっぱい楽しんできてくださいね!」

水着どうしようかな……?と一瞬思うスピカだったが、
それを上書くように更なる大きな不安が頭をよぎった。

「あの……そこって、モンスターは出たりしますか……?」

「えっ?
 たしか、タコやイカに似たモンスターや
 ヒドラの目撃報告はあったと思いますが、
 あまり危険性はないですし、スピカさんなら難なく退治出来ますよ!」

にこやかに笑う福引担当者や街の人々。
「完全無欠の冒険者」に欠点などあるハズもない……そう信じて疑わない様子だった。

「……えっと……ちょっとどうするか、考えさせてください……」

何故スピカが煮えきらない返答をしたのか……
その理由は街の人々には知るよしもないのだった。



(後書き)
すっぴーバースデー!
お誕生日おめでとう、スピカ!

ずいぶん久しぶりにSSを書きましたね…いやはや、情けない限りです。

正直、特に書くネタも思い付かぬまま、
GWの前半は寝る→寝る→寝るのコンボを発動させながらぐーたらだらだらとしていたのですが
そういえば仕事仲間達はバカンスに行ったりしてるらしい、という事を思い出しまして。

S.S.S.も「ゲーム外露出」があれば水着回とかやりたいよなぁ、と考えたりはしたんですけど、
星七号が文字だけで水着回書いてもなんんんんんにもッ、面白くないじゃないですか。

でも、水着どうしようとか考えるスピカは可愛い気がする…
いや、待てよ、スピカが海に行ったら絶対あいつら来るじゃん…?
みたいな煩悩まみれの頭で書いたのがこの話です。

諦めてスピカはバカンスに行ったのか、
誰かに招待券を譲ったのかはご想像にお任せします。
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コメント

1. あれっ…

 スピカさんは一体誰と行くのでしょうかね?(ニヤニヤニヤ

 ハッピーバースデー的などっきりプレゼントなのかと思いましたが、リアルラックで触手フラグを引き当てるとは、スピカさん流石すぎた…www

 遅ればせながら、スピカさんおたおめですよー!!!(∩´∀`)∩
 はいっ 私からのプレゼント!! お手製の極旨触○グラタンだぉ!(*^∀^)っ皿 よ~く噛んで味わって食べてね♪(^ω^人

Re:あれっ…

お祝いありがとうございます!

>ハッピーバースデー的などっきりプレゼントなのかと思いましたが
お話的にはそっちの方が良いのかもしれませんねw
まぁ、すっぴーは(うねうねの)神様に愛されてるので…
運が良いのやら悪いのやらw

>お手製の極旨触○グラタン

スピカ「あ、ありがとう……えっと……
 気持ちは嬉しいんだけど……」

今はお腹いっぱいで……と断ろうとするスピカだが、
気持ちを無下にするワケにもいかないという想いから、言葉がなかなか出て来ない。
自分が我慢をすれば場は丸くおさまる。
しかし、しかしだ……

スピカ「…………っ……!」

うん、いぢめたくなりますねw

プロフィール

HN:
星七号
職業:
ゲーム作ったり話書いたりする人