最近、AIイラストの話が尽きないですね。
難しい問題ですし、自分としても色々と思う事はありますが、
「なんでもあり」ではないと思っています、とだけ。
※
自分語りですが、自分は昔、漫画家になりたかったんですよ。
絵を描くのが好きで、楽しかったからという単純な理由で。
でも幼馴染の方がずっと絵が上手くて、一緒に入賞したのに結果でやっぱり差をつけられたり。
勝てないな〜と思っちゃって、それなら話を書くかと考えたり。
そこから中学時代にゲームの話を書くという選択肢に気が付いて、今があります。
幼馴染は絵を仕事にするつもりはないと言っていたけど結果的に漫画家・イラストレーターになったし、
自分は自分で話を書く事でもお給料を貰えている。
(分野としては企画職なのでそれだけで食べてるワケではない)
幼い頃自分に立ちはだかった壁はよく知った人間でした。
仲の良い、意思のある人間でした。
次に自分の壁となるものがAIなら、自分はどうするのか…そんな事を考えます。
正直、自分が書く話はまったく完璧ではないと思っています。
S.S.S.当時も内外から色んな事を言われたし、今でも苦手だと感じる部分はあります。
それでも、仕事なら求められてるものに極力近くて自分も楽しいものを目指しますし、
純粋な趣味なら時間がかかってでも、自分が書きたくて仕方ないものを書いています。
版権モノのシナリオのお仕事もそれなりにいただいてますが、
自分自身がその作品を好きになって、その作品への愛を爆発させて書いてます。
「仕事を仕事で終わらせない。そこに出来る限りの愛をしっかり込めておく」
考え方は人それぞれですが、星七号はそう思っています。
※
以前も話題にしましたが、ジャンプ+で連載されている
「
2.5次元の誘惑(誘惑と書いてリリサと読む)」が大好きです。
序盤はお色気要素の強いコスプレ漫画だったのですが、
作者の先生が「コスプレに真剣に取り組む人々」に真剣に向き合った結果、
努力・友情・勝利のめっちゃジャンプらしい少年漫画系熱血コスプレ漫画になったという。
(コミックスではお色気要素が増します)
最近のエピソードでも
「二次創作は生産か消費か」
「何故漫画を描きはじめたのか」
「生産と消費の共通点は何か」
という話があり、非常に心を打たれています。
あとこの漫画は普通なら「嫌なキャラ」になってしまうキャラを
「嫌なキャラで終わらせない」ところが素敵な世界観だと思ってます。
自分自身「この手のキャラ苦手なんだよな…」と感じるキャラが、
作品を読めばまったく評価が変わってくるので本当に尊敬すべきキャラ描写力です。
アプリからなら1話から最新話まで無料で読めるので時間と興味があれば是非。
「
打ち切られ漫画家、同人イベントへ行く。」
もそうですが、こういう創作者の絡む話好きですね。
感情移入型の人間なので、こういう職業の方の話は感情移入してしまいます。
ちなみににごリリの推しキャラ「安部まりな(まり姉)」は
1話のカラーイラストにいたのに本格登場はコミックス9巻というなかなか遅咲きなキャラクターですw
「目の前に困っている人がいるのに見過ごすなんて私にはできない」
と自分でも言ってしまうような子で、
「ドジだけど優しくて…優しくて、一緒にいると自然と笑顔にしてくれる」
複雑なものを複雑なまま「それも私」と受け入れていく姿が大好きです。
オールジャンル雑食オタクなところもいつも楽しそうで良いですね。
(追記)
セミカラー版が1〜2巻無料だそうです。
https://akiman.jp/detail/26.html
ジャンプ+だと今は規制仕様なので読むならこちらがよさそうですね。
※
Side:Shadowの続きは未定ですが、とりあえず41話は書き終わりました。
42話もある程度書けてから公開になりますのでしばらくお待ちくださいませー!
1. AIさん
ノベルAIさんには「スピカさんとルファクのお話書いて」と頼むと、思ったような展開にはならなくて、なるほどそういう切り口もあるな……みたいに、自分の創作スイッチを押してくれて楽しいです。
個人ユースなら楽しいことばかりですが、少しでも絵に関係するお仕事している方たちには難しい問題なんでしょうね。(パクりじゃね?って炎上するゲームありますし)
『2.5次元の誘惑』は無料期間中に読んで、すごく傷ついたシーンがあって。
漫画家の先生がファンレターのお返事に「お手紙ありがとう。でも僕の漫画が好きって周りの人に言わないほうがいいですよ」ってシーンがめちゃめちゃトラウマですw。
漫画家先生が精神的に追い詰められてるエピソードとしての描写なんでしょうけど、オタクは自分の好きな作品を周りの人に言って回りたい人種なんですよ。
それにファンレター出すときは、極力気持ち悪くならないように、あと先生を悲しませないようにーと頑張って書いてるので、あのお返事シーンは泣きそうでした。……主人公くんは強いな。
Re:AIさん
>AIさん
>個人ユースなら楽しいことばかりですが、少しでも絵に関係するお仕事している方たちには難しい問題なんでしょうね。
良い付き合い方だと思います。
例えばですが、
著作権譲渡を前提としたイラスト販売の場でAI製イラストがAI製だという事を伏せて販売しているという状況が今も実際に起きています。
そもそもAIによる作成物の著作権問題は難しい部分がありますし、仕事で関わる可能性がある身としては動向に注目しないとだなぁという感じです。
>漫画家の先生がファンレターのお返事
読んでいただけてたんですね、ありがとうございます。
トラウマモノで申し訳ありません。
あのお返事は…キツいですね。
主人公もトラウマだったと書いてましたし、先生自体も強く後悔していましたがあんなの貰ったら…辛いなんてものではないです…
自分は漫画家ではないので打ち切りという経験とはちょっと違いますが、
頑張って作ったゲームがクソゲー扱いされたり、
携わっていたソシャゲがサービス終了した時などはめちゃくちゃ辛いですし、
ネットでサービス終了を笑い話として煽られたりもするので本当にアレな状態になる日もあります。
あー、ディスク叩き割った画像を見せられた事もあったなー…(遠い目)
予定していたストーリーで完結出来ないのは一種の打ち切りですし、
サービス終了が決まると「もう何も仕事するな、エピローグも作らせない(デバッグコストがかけられないから)」なんて場合もあるので…
そういう意味では本当にユーザーさんには申し訳ない気持ちと未練ばかりが蓄積されていきます。
それでも、「自分が携わった作品はいずれも自分の生命の一部」だと思っているので、好きだと言ってくれる方には感謝しかないです。
いつもありがとうございます。